林先生の初耳学、時代のカリスマとなった人達にインタビューする企画に
今回は『ado』が登場!
どのようにしてadoは生まれ、どのような過去があったのか。
林先生が本音を聞き出します。
adoの出発点
adoの名前の由来は?
狂言の役柄で『シテ』と『アド』とあるが、シテは主役でアドは相手役・脇役というのがある。
あえてなぜ脇役を選んだのかが不思議なところですが、これにadoは
最初意味もわからず小学生の時に響きで付けたという。
『曲を聞いてくださる方々の代わりに誰かの人生の脇役になれたらいいのかな』
そんな思いで後付けだけれど付けたのそうです。
シンガーとしてのきっかけ
小学1年生くらいの時にボーカロイドに出会ったのがきっかけ。
小学生時代、自分自身にまったく自信がなかった。教室の隅で絵を描いているような存在だった。
でもこのボカロなら根暗な自分にもできるかもしれない。
ちやほやされたい、目立ちたいそんな想いから自分も歌い手になろう。と決心をしたんだそうです。
adoのレコーディングは自宅のクローゼット
そんなadoがレコーディングをしていた場所はクローゼット。
この時、中学3年から高校1年生の時にはこのような設備?を整えて
歌をレコーディングしていたんだそうです。
クローゼットの中を防音材で防音していたが、実際防音になっているかは不明ですが、周りへの配慮として貼っていたんですね。
adoの家族環境と育った環境
adoの父親がもともと音楽が好きだったようです。
自宅には、「KISS」や「QUEEN」などの洋楽があり、そこから音楽への興味はもともと
あったのかもしれません。
育った環境はプリンセスのように育てられた。というado
『もともとディズニー作品が大好きで、お姫様モノが好きで作品も見ていた。』
この言葉に対して林先生は「それがadoさんにとっての大きな財産だと思いますよ。」と
ado苦悩からデビューへ
中学生で動画を投稿し始めるが、再生回数も伸びず、自分の歌は世間から必要とされていないのではないかと思い悩む日々。
それでも動画投稿を辞めなかったのにはadoの強い思いがあったから。
もともと、表に出るようなタイプではなかったので、そんな自分を覆したかった。
学校の先生にも『ミュニケーション能力がない』とも言われ
そんなに自分はダメな人間なのかな?と思い言われっぱなしは悔しいし辛いと
そんな自分を見返したい。もっとすごい人間になってやる。そんな強い思いがあったのだそうです。
ado歌詞をどう捉えて歌った?
adoにとってこの歌詞は
自分で作詞したわけでもない、今回のこの曲『うっせーわ』ですがどのように捉えて歌ったのでしょうか?
ado自身も「正直難しいです」というほど。
この歌の歌詞は社会人に向けられた歌詞だったので
「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」とか表現するのが難しかったと。
今年高校を卒業したばかりのadoにはそんな経験もあるはずもなく。
確かにそうですよね(;’∀’)
『うっせーわ』林先生の解釈
林先生のこの歌詞の解釈は
今の社会はネットなどが発達して、特に親しくない人が急にかかわってきたり
自分が広げたくない人間関係が妙な方向で拡大していってしまう。
そんな悩まなくていい事で悩んでしまう時代だと思う。ストレスが増える時代だと言える。
そうした時代に必要な力の一つが『遮断力』だと思う。
そんな時代にあって、この歌詞は遮断力をちょっと過激な表現で表した曲なんじゃないかと思う。
ホントはいってやりたいけど言えない、この時代にマッチしてこの曲は今の人たちに受け入れられたのではないか?
adoは歌詞フレーズごとに声色を変えている
何人もの人格が存在するような歌い方。
そこには歌い手としてのこだわりがあった。
「歌詞にはストーリーがある」と思っているので、自分なりに歌詞を表現している。
「自分一人でレコーディングしてディレクションなどはありません」というado
地声と裏声の違いについてadoが解説
『うっせぇうっせぇうっせぇわ』も最初地声で歌おうとしたが
それだと後の『あなたが思うより健康です』がパンチが無くなってしまうと思ったので
裏声にしてパンチを効かせるようにした。
1番のAメロも
『ちっちゃな頃から優等生気づいたら大人になっていた』は声を幼い感じに
『ナイフの様な思考回路 持ち合わせる訳もなく』は大人っぽい感じに歌っている。
adoの今後に夢
さいたまスーパーアリーナでライブをする事だそうです。
この時には姿を現してくれるんでしょうかね。
それとも、まだ、姿は現さずにライブをするんでしょうか。
ともて期待が膨らみます。
今後もadoの活躍を期待していきたいですね。