ニトリで発がん性物質であるアスベストが含まれた珪藻土マットが発売されていた
という事で240万個の回収となってますね。
アスベストっていったい何なんでしょうかね。
アスベストは別名石綿ともいいますが。
これだけニュースになるには理由がありますよね。
人体にどんな影響が出るものなんでしょうか?
そのあたり調べてみました。
家具大手のニトリホールディングスが12月22日に
珪藻土製のコースターなど9製品にアスベスト(石綿)が含まれていたとして、該当する240万個を回収すると発表しました。
これまでにも禁止されているアスベスト製品がありましたが。
販売した事例として最多事案となるようです。
アスベストの疑い調査するに至った経緯
11月27日
厚生労働省から大阪府貝塚市のふるさと納税返礼品である珪藻土バスマットからアスベストを検出
回収を命じた。
これに伴い、500以上の業界団体へ安全性を確認するように通知。
この通知を受けてニトリはバスマット、コースターなど138種類について分析調査開始。
12月18日にコースター1製品から法令基準を超える石綿(アスベスト)が含まれている事が判明し自主回収の方針を公表。
12月22日:あらたに8製品に含まれていることが判明。
発表されている製品としては以下の通り。
「カイテキサラサラ バスマット 40×55」102万4273個
「カイテキサラサラ バスマット1 29×39 IV」70万3435個
「サラサラ コースター RO」34万6523個
現在(12月24日)も29製品について調査中。
結果はニトリホームページ上で公表予定としている。
アスベスト(石綿)の人体への影響とは?
厚生労働省のホームページにはこのように記載されています。
アスベストとは?
石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止さ れました。
その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
そのもの自体というよりも吸い込んだ時に人体へ悪影響を及ぼすという事ですね。
石綿アスベストが原因で発病する病気
おもな発病する病気はこの3つ
①石綿(アスベスト)肺
肺が線維化してしまう肺線維症(じん肺)という病気の一つです。肺の線維化を起こすものとしては石綿のほか、粉じん、薬品等多くの原因があげられます が、石綿のばく露によっておきた肺線維症を特に石綿肺とよんで区別しています。職業上アスベスト粉塵を10年以上吸入した労働者に起こるといわれており、 潜伏期間は15~20年といわれております。アスベスト曝露をやめたあとでも進行することもあります。(厚生労働省HP)
②肺がん
石綿が肺がんを起こすメカニズムはまだ十分に解明されていませんが、 肺細胞に取り込まれた石綿繊維の主に物理的刺激により肺がんが発生するとされています。 また、喫煙と深い関係にあることも知られています。アスベストばく露から肺がん発症までに15~40年の潜伏期間があり、 ばく露量が多いほど肺がんの発生が多いことが知られています。 治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。(厚生労働省HP)
③悪性中皮腫
肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。若い時期にアスベストを吸い込んだ方の ほうが悪性中皮腫になりやすいことが知られています。潜伏期間は20~50年といわれています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあり ます。(厚生労働省HP)
アスベストはどのくらい吸い込んだら病気になるの?
どのくらい吸い込んだら病気になるのか気になるところですが。
潜伏期間とかもあるみたいなのでなんともいえませんが。
短期間だとその因果関係も不明なようです。
アスベストは検査でわかるのか?
『胸部X線写真で吸い込んだ可能性があるかを示唆する所見が見られる場合もある』という表記なので完全にはわからないってことでしょうか。
まとめ
・アスベストは人体にとても悪影響をもたらす物質であるということ。
・飛散するととても細かいものなので肺関係に病気をもたらすということ。
・検査でも大量に吸い込まないとわからないということ。
とても細かいものらしいので目に見えないから不安になってしまいますね。
これから含まれている製品も明らかになるでしょうから、自分の買ったものに
含まれていないかチェックしていきましょう。