結成6年目の東京ホテイソンは、『M-1グランプリ』2020決勝に進んだ10組中、一番結成年数・実年齢共に若いコンビです。
※おいでやすこがのユニット(結成:2019年)は除く
ただし、若手ながら2017〜2019年の3年間は連続で準決勝まで勝ち進んでおり、2020年の決勝進出も実力から順当な結果と言えます。
とうとう決勝へと進んできた二人の、壁を打ち破るきっかけは何だったのか、詳しくみていきましょう。
東京ホテイソンのwiki的プロフィール
ボケ担当:ショーゴ(SYOGO) 写真右
本名:非公表
出身地:東京都
生年月日:1994年2月1日
血液型:A型
サイズ:身長169cm 体重55kg 足のサイズ25.5cm
趣味:フットサル
特技:ギター、筋肉の知識
資格:原付免許
部活動:水泳
ツッコミ担当:たける(TAKERU) 写真左
本名:高木建(たかきたける)
出身地:岡山県
生年月日:1995年3月24日
血液型:B型
サイズ:身長174cm 体重60kg 足のサイズ27.5cm
趣味:釣り、ゴルフ、神社巡り
特技:備中神楽(岡山県伝統芸能)、古事記・日本初期の知識、プレゼン
資格:備中神楽(岡山県伝統芸能)
部活動:野球、陸上、ゴルフ
ペット:デグー
出典:グレープカンパニー
吉本勢が10組中7組を占める中、唯一のグレープカンパニー所属のコンビ。
ただショーゴは、東京NSCに1カ月だけ通っているようですね。
M-1グランプリ他東京ホテイソンの受賞歴結果
第39回ABCお笑いグランプリ 準優勝
M-1グランプリ2017/2018/2019 準決勝進出
M-1グランプリ2020 決勝進出(10位)
東京ホテイソンのコンビ結成はSNSで
25歳のたけると26歳のショーゴ。(2021年1月現在)
岡山出身のたけると東京出身のショーゴ、接点のない二人の出会いは、SNSの相方募集の掲示板でした。
目立ちたがり屋で、とにかく「東京かっこいい」と思っていたたけるは、コンビ名にも「東京」は必須。以前組んでいたコンビも「東京ウッド・ワイルド」というそうです。
そんなたけるが、掲示板に動画と共に「天下をとりましょう」と書き込みます。
その後、しばらく経ってから、その掲示板の書き込みに目を留めたのがショーゴでした。
ショーゴは高校卒業後、東京NSCに入校したものの、1ヶ月ほどで先輩と喧嘩をし、そのまま辞めてしまったとか。
その帰りの電車で掲示板を眺めていて、たけるを見つけ同じく「天下をとりましょう」と書いたそうです。
お笑いのことはよくわかっていないながらも、よく通る声と明るく目立ちたがり屋のたける。
ネタは書けるけど、どこか暗く強面な印象のショーゴ。
二人はお互いを補い合うように、出会うべくして出会ったのでしょうね。
あのツッコミはこうやってできた「回文」と「英語」
結成してすぐ『M-1グランプリ』にも出場し、2年間は2回戦敗退、その後3年間は準決勝進出と駒は進めるものの、あと一歩抜け出せないでいました。
そんな中、ネタをつくるショーゴの元に降ってきたのが「回文」と「英語」のネタ。
また、たけるが放つ独特なツッコミは、ショーゴからの「大きい声で」との注文から偶然生まれたと言います。
その独特のツッコミというのが、「備中神楽」の動きと抑揚がついた言い回し。
「備中神楽」とは、たけるが特技だという、岡山県の備中地方に伝わる郷土芸能です。
「準決勝ではウケるんだけど」とぼやいていた二人が、決勝へと進む大きな武器になったことに間違いないでしょう。
東京ホテイソンのショーゴってどんな人?
東京ホテイソンのネタ作りから、漫才のディレクションまでこなすのが、ボケのショーゴ。
本人がネタ合わせのことを、サウンドチェックというように、セリフの大きさやリズム、抑揚なども細かく指示を出しています。
もう、職人さんですね。
周りの芸人さんのこともよく見ているようで、個人的には、このマーケティング時代、分析力がある方は今後伸びると感じています!
そんな、お笑いに対してストイックなイメージのショーゴは、お笑いに出会うまでは「ヤバイやつ」だったそうです(笑)
小学生までは、普通に元気で周りを笑わせるような男の子が、中学生になると「ヤバい奴」に憧れ、急にトガり出したとか。
そんなショーゴが、高校1年でお笑いにどっぷりハマった理由は、DVDで観た「ダウンタウン」のフリートークに感動したからだそうです。
それからは、DVDや松本人志の「遺書」などから、「ダウンタウン」を吸収する日々。
高校を卒業すると、1年のんびりしてから東京NSCへ入校し、その1ヶ月後には「東京ホテイソン」結成へと繋がる掲示板に出会うことになります。
東京ホテイソンのたけるってどんな人?
とにかく「東京」への憧れが止まらないたけるは、「有名になりたい」と、まずは東京の大学に進学します。
モデルなどにも挑戦したようですが、「芸人なら有名になれるかな」という、軽い気持ちでお笑いを目指したようです。
ただ、お金もない大学生なので、養成所は諦め「相方募集の掲示板」へ「天下をとりましょう」と書き込みました。
その時一緒にあげた動画は、初舞台の漫才だったようで、相方さんがネタを飛ばすのを上手にフォローしていたようです。
そんな舞台度胸も鍛えられたというのが、東京ホテイソンを『M-1グランプリ』決勝へと導くこととなった、たけるの特技、備中神楽。
備中神楽は、たけるが2歳の頃から始めたもので、「神楽師」という資格も持つプロとも言える腕前だそうです。
その独特の言い回しのツッコミは、今や「東京ホテイソン」の代名詞とも言えるのではないでしょうか。
とにかく目立ちたがりやで、文化祭では漫才を披露したり、「レッドホットチリペッパーズ」のコピーバンドも組んだことがあるというたける 。
『M-1グランプリ』決勝を経て、今後、ますます女性ファンも増えていきそうですね。
YouTubeあがりました。
今回少し長めの私の半生を振り返っております。
是非に。https://t.co/j3s52CqrhT pic.twitter.com/13kOf4Duji
— たける(東京ホテイソン) (@takeyanbka) January 8, 2021
まとめ
東京ホテイソンの結成、備中神楽のツッコミ、お二人の軌跡についてご紹介してきました。
いわゆる「陽キャ」と「陰キャ」の二人。
お互いないものを補い合いつつ、着実にステップアップしている印象です。
『M-1グランプリ』2020で優勝したマヂカルラブリー も言っていたように、決勝10位から這い上がることは、可能。
毎年ネタを作り続けるサンドウィッチマンのような先輩がいる、グレープカンパニーという事務所だからこその強みも生かし、また次の『M-1グランプリ』で彼らの姿を見るのを楽しみにしたいと思います。